春が来た…!と思ったら夏だった
オタクの祭典 inスウェーデン
雪にも負けず寒さにも負けず
Hej!
お久しぶりです。だいぶ長いことブログを放置してましたがちゃんと生きてます。
−16度とかいう過去経験したことのない寒さと大雪が降る1月を乗り越えて寒さに少し強くなったかなと思った矢先に風邪を引きましたが今はもう元気です(なんか前にもこんな感じのこと書いた気がするな…)
いやでもね、風邪云々抜きにしても本当に北欧の冬はすごかった。ヤバかった。どれだけこっちの冬がヤバいかというと………
こんな感じ。
↑雪で道がなくなる事案が発生。
↑アナ雪とかナルニアの世界か何かかな?って感じ。
↑池の上で撮った写真。この寒さじゃそりゃ池も凍るわっていう。スケートしてる人もいました(笑)
ヨーテボリは普段雪じゃなくて雨が降ることの方が多いんですけど今年は珍しくものすごい雪が降りました。
ところで最近体重が増える一方でめっちゃ焦ってます。しかも今日はスウェーデンの伝統的なお菓子「セムラ」の日ということで友達の家でセムラを作って食べてしまったのでまた太ってしまいますね…
セムラというのはカルダモンの入ったパンをくり抜いて中にアーモンドペースと大量のホイップクリームを入れたお菓子です。
↑セムラのパン(手作り)
↑セムラ完成形(カフェで買ったやつ)
実は今日時間が足りなかったのでセムラを最後まで作ることができず…今日作ったパンは明日クリーム入れて食べます。
このセムラ、もともとはイースター前の断食の期間に入る前に栄養価のあるものとして食べられていたものらしいです。今では断食をする人はほとんどいないんですけど、当時の名残としてイースター前のこの時期はカフェでもスーパーでもどこででもセムラが売られていてみーーーんな買って食べてます。シナモンロールの日のときも思ったんですけどスウェーデン人て本当に甘いものが大好きなんですよね。私の体重増加の原因はこれなんですよ、絶対。
さてさて話は変わりますが、私の記憶が正しければもうそろそろ留学内定者とICUに留学に来ている学生の交流会の時期だと思いますが、どうだろう…今年の子たちはヨーテボリ大から来ている子と親睦を深められたのでしょうか。というか次の代は一体何人ヨーテボリに来るんだろうか。ちなみに今年ヨーテボリ大からICUに行きたいと言っている学生はわりと多い気がします。私と一番仲の良い子もICU第一希望って言ってたし。こっちは結果発表は3月頃らしいので今まさに選考のための面談の時期みたいですね。本人たちもドキドキだけど私もドキドキです。絶対私が卒業する前にICUで再会したいですからね!
留学といえば、ヨーテボリ大の学生に例年人気の留学先で個人的に意外だと思ったのが高知と沖縄です。東京は首都だしマンガやアニメをきっかけに日本語学科に入った子たちはやっぱり東京の大学に行きたいっていう子が大半なんですけど、高知は東京と比べて英語を使う機会が圧倒的に少ないので必然的に日本語を使わざるを得なくなるから日本語を上達させるには良い環境ということで、純粋に「日本語」が好きな学生に人気らしいです。あと土佐弁も彼らにとっては魅力の一つみたいですね。一方、沖縄の方は「南国の楽園」て言われてますね(笑)たしかにスウェーデンとは気候が全く違うし沖縄文化も興味深いということで人気です。
東京は刺激的だし文化の発信源という点では面白いと言う人も多いですが、「ん〜でも東京はちょっと…」って言う子も一定数いる理由は人の多さと忙しなさから来ていると思います。実際ヨーテボリで生活していると東京での暮らしがいかにストレスフルなものだったかということを実感します。通勤通学ラッシュ時の殺気立った満員電車とか今考えるとぞっとします。よく自分あんな生活送れてたなと。帰国後どうしよう(笑)
日々の生活はスウェーデンと日本でだいぶ違うと思うんですけど、国民性はわりと似てるところもあるのかなと最近思います。というか、「日本人と私たちって似てるところあるよね」ってスウェーデン人からも言われることがちょいちょいあるんですよね。友達の家に遊びに行った時に友達のお母さんから「日本人は控えめで礼儀正しくて好きよ。ナチュラル志向な感じとかスウェーデン人と似ているし親近感を持ってるの」と言われて若干のステレオタイプを感じましたが、ほうほうこれが一般的なスウェーデン人の日本人に対する評価なのかと思いました。まぁでもスウェーデン人の方がより個人主義で合理的だし、こういうところは欧米的だなと思いますね。ただ他のヨーロッパの国と比べると個人主義とか合理的なところにスウェーデン特有のシャイな性格が混ざることで若干マイルドになっているからお互いに親近感を抱くのかなと思います。
しっかし…日本から遠く離れた地でこんなに“ホーム感”があるのってよくよく考えたらすごいことだよなと。自分の留学先を好きになれるのって本当に幸運なことです。
さて、今回はこのへんで。
Vi ses!
2015年の振り返り
Hej!
Swedish Christmas🎄
旅とハプニング
クリスマスシーズン到来
Hej hej!
お久しぶりです。約1ヶ月ブログ放置してましたがちゃんと生きてます(笑)
こっちは例年より暖かいらしいんですけど日中でも5度前後、夜は氷点下の世界です。夜とか外歩いてると顔が痛いです。もう「寒い」じゃなくて「痛い」
でも寒すぎて引きこもり生活になったり、日照時間が減って鬱になるなんて話も聞いてたんですけど案外平気でした。自分けっこうスウェーデンの暮らしに合ってるのではとか思ったり…(笑)
ここ最近出かける機会が多いのは街がクリスマス一色になっているからってこともあるかもしれないです。前にこのブログで書いたHagaというカフェや雑貨屋さんがたくさんある通りではカフェの店先でクリスマスの菓子パンやクッキー、Glöggというアーモンドやレーズンが入ったホットワインなんかが売られていたり、リセベリという遊園地ではクリスマスマーケットがやっていたり、とにかく買い物に出たくなるんですよね。ふつうの通りもイルミネーションがキレイなので歩いているだけでも楽しいです。
リセベリの観覧車から撮った夜景。イルミネーションがめちゃくちゃキレイ!多分こっちは夕方4時前にはもう日が落ちて暗くなるからイルミネーションにものすごく力を入れるんでしょうね。一般家庭でも電飾ピカピカしてるしどの家にも必ずと言っていいほど大きな星の飾りが窓のところにかかってます。もうとにかく街中ピカピカです。
これは上にも書いたglöggというホットワイン。ジンジャークッキーをこれにつけて食べると最高。
こっちはlussekattというサフランのパンで、12/13の聖ルチア祭の日に食べます。スウェーデン人の友達と一緒に作ったんですけど、ほんのり甘くて美味しかったです。
ヨーテボリ大の学生が主催するルチア祭のイベントがこの前あったので私も参加したんですけど、白いドレスを来た学生たちがロウソクを持ってサンタ・ルチアの歌を歌いながら登場したときはすごくキレイで感動しました。
歌自体はもともとナポリ民謡なんですけど聖ルチア祭は北欧諸国全般で祝われていて歌は基本それぞれの国の言語で歌われているらしいです。スウェーデンはキリスト教徒がそんなに多くないんですけど土着の光信仰やキリスト教などがいろいろ混ざった行事みたいですね。サンタ・ルチアの歌の歌詞も脚色されていて「闇の中から光が現れた」という内容らしいです。ユリウス暦ではルチア祭の日は1年で最も夜が長い、要するに冬至で暗いのでこういう脚色がなされたんだとか。
宗教に関してはスウェーデンと日本はわりと似ていて、クリスマスや聖ルチア祭のような行事はちゃんとするし結婚式も教会でやったりするけど必ずしもキリスト教を信仰しているからってわけではなく、それが伝統・慣習だから、なんとなくキレイだし楽しいからという理由の人も多いと聞きました。まぁ日本人もお盆にはお墓参りしてクリスマス祝って初詣行って…みたいな感じだしそのへん似てるなぁとこの話を聞いて思いました。
リセベリの中の様子。エントランスでは聖歌が流れているので日本のTDLみたいなポップな感じとは少し雰囲気が違います。もっと厳かな感じ。飾りつけは可愛いんですけどね。そしてやっぱりイルミネーション過多。真ん中の写真の大きなツリーはもともとはフリーフォールで、たしかスウェーデンだか北欧だかで一番高いフリーフォールらしいです。でも今の時期は寒すぎるのでやってません。残念。それにしても寒すぎてアトラクションが休止ってさすがスウェーデンて感じですよね(笑)
クリスマス限定の露店もたくさん出てます。これはチョコレートのお店で写真に写ってるハサミなどは全部チョコレートでできてます。もったいなくて食べられない!
あとはチュロスやローストアーモンド、ホットチョコレートなど食べ物や飲み物の屋台やハンドメイドのアクセサリーを売っているお店もたくさん出ていて、お金がいくらあっても足りないです。
コペンハーゲンのチボリ公園にも行ったんですけどそっちはものすごく混んでいて歩くのも大変で、それと比べたらヨーテボリのリセベリはそこまで混んでるわけでもないし値段も北欧諸国の中では安い方なのでクリスマス時期に来るならオススメですね。
コペンハーゲン旅行についてはまた今度。
ではでは今回はこのへんで。
Vi ses!