近況報告
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誕生日
コミュニケーション
こんにちは。
今日本では雨の日が続いているという噂を聞いたのですがスウェーデンは相変わらず晴れたり大雨だったり不安定な空模様です。
私はというと雨が降る中「city challenge」という、ヨーテボリ市内を歩きながら与えられたミッションをクリアしていく留学生向けのイベントに昼から夕方まで参加したため若干風邪気味で喉が痛いです。
さて、今回は「コミュニケーション」というタイトルを付けましたが、今回は私がこちらに来て感じたコミュニケーションの難しさについて少し書こうと思います。
そもそも私の英語力がそれほど高くないということも原因の一つなのですが、やはり言語や文化、習慣の違いによってこれほどまでに人とのコミュニケーションが困難なものになるのかとここ数日で感じました。
こちらに来てすぐに知り合って仲良くなったスウェーデン人の友達がいるんですが、彼はよくふざけてパンチする振りをしたり悪ふざけをする人で、私もそういう態度は嫌いではないしむしろ面白いなと思ってけっこう好意的に受け止めていたんです。ただ私自身が常にニコニコ笑っているタイプではないし周りから見ると表情が怖く見えてしまうタイプの人間なんですけど、日本にいるときは言葉のニュアンスで相手に怒っていないということを伝えられていたので特に問題はなかったんです。でも今回は相手がスウェーデン人。いくら流暢に日本語を話すといっても細かい日本語のニュアンスまでは感じ取れないので私がすごく不愉快に感じていると誤解してしまったみたいで今朝謝罪メールが来てものすごく驚いたと同時に、いかに自分が言語だけに頼って今までコミュニケーションを図っていたのか、またいかに自分のコミュニケーションの取り方が一方的なものだったかということを実感し反省した出来事でした。
また、言語の壁というか、言語に関する問題点について考えさせられる出来事もありました。
冒頭にも書いたように、私は昨日city challengeという留学生向けにイベントに参加したのですが、このイベントは国籍の異なる留学生10人でグループを作ってメンバーで協力して与えられたミッション(例えば、市内のトラムストップ5つを回れ・公共の場でlet it go をメンバー全員で歌えetc)をクリアしてポイントを多く獲得したグループが優勝というゲームをするものでした。
私のグループは私とオランダ人、フィンランド人、スウェーデン人、ドイツ人の他に余ってしまった5人のフランス人のグループだったのですが、やっぱり母国語が話せる人が近くにいるとどうしても母国語で話したくなってしまうもので、メンバーの半数を占めるフランス人たちがフランス語でずっと会話していたため私含め他のメンバーが全く会話についていけない状況に後半はなってしまいました。
日本人留学生も留学先で日本人同士で固まってずっと日本語で話してしまうというようなことをよく耳にしますが日本人だけじゃなくて他の国の人も同じなんだということに驚いたと同時になんとも言えないモヤモヤ感が残ってしまいました。
ここで言いたいのは、○○人はこうで××人はこうとか国籍で区別したり批判したいわけではなく、その場におけるマジョリティー側の言語が持つある種の力や無意識に作り出されてしまう一体感の怖さにもう一度目を向ける必要があるのではないかということです。
今回のことだけではなく、日本に留学に来ている留学生たちに対して自分は無意識に「マジョリティー側の言語である日本語」を使うことを強いてはいないだろうか、日本人同士で日本語で話すことで周りの人との接触を遮断してはいないだろうか、母国語が英語ではない人たちが「世界共通語」として英語を使うことを強いられている状況はフェアなことなのだろうかなど、言語によって作り出されるアンフェアな状況を改めて考え直すきっかけになるような経験でした。
こんな感じで、留学して全く異なる価値観や習慣を持つ人たちと出会って話してみて、あぁ「コミュニケーションをとる」ってこういうことなんだなぁとしみじみ思いました。今までは一方的に伝えた気になっているだけで相手のことを考えていなかったかもと思いましたね。
日本にいる時は周りも自分もみんな日本語を母国語として使うしいちいち相手が自分の意図を汲み取れていないかも、言葉の意味の受け取り方が自分と違うかもなんてことは気にしないから…。マジョリティーである日本語を使うことが当たり前だと思ってしまってマイノリティーの存在に気づけないから…。
「伝えようとする努力」「理解しようとする努力」があって初めてコミュニケーションって成立するんだと思いました。
あ、一応言っておくと、留学生活自体はとっても楽しいですよ。city challengeもイベント自体は楽しかったし。日々遊び、日々学んでいます。
ただ今回はあまり明るいトピックではなかったので次回はもっと明るく楽しくいきたいですね。
ではまた。
レセプション
近況報告
スウェーデンまでの道のり2
こんにちは。
前回はスウェーデンまでの道中の具体的な様子を書けなかったので、今回はちゃんと報告しますね。
前回の記事で書いたように、私は格安航空会社のチケットを買ったので値段が安い分所要時間が長く、スウェーデンまで乗り継ぎを2回しないといけませんでした。
まず最初にエティハド航空という会社が運営している飛行機に乗って成田からアブダビに向かったのですが、成田〜アブダビ間が一番長くておよそ11時間飛行機に乗っていました…とにかく長い…!
ただ、エティハド航空の飛行機はエコノミーでも座席が豪華なことで有名らしく、たしかにこの後に乗ったエアベルリンの飛行機の座席よりも座り心地がよかったです(笑)
格安航空チケットは会社によっては機内食も何も出ないのですがエティハド航空はちゃんと機内食が出ました。しかも靴下・歯ブラシ・アイマスクのアメニティまでもらえてびっくり!(ただし機内食の味はそれほど…って感じでした)
↑アブダビ上空からの景色がキレイだったので思わず写真撮っちゃいました。
夜はこんな感じでキレイなんですけど、昼間は空港の周り一面の砂漠で「さすがアラブ…!」って感じでした。
↑そしてこれがアブダビ空港の中央ラウンジ。…なんかよく分からないけどすごい模様!
Google情報によると外の気温は驚きの42℃!!朝でも30℃超えでびっくりしたんですけど、空港内はけっこう寒くて次の飛行機を待ってる間縮こまってました。ていうか、空港だけじゃなくてエティハド航空の飛行機の中もすごい寒くてこの辺の人って極度の暑がりなんですかね???分からないけどとにかくどこもかしこも寒かった思い出。外と中で気温差ありすぎ…
次にアブダビ空港からエアベルリンの飛行機に乗ってベルリンのテーゲル空港に向かい、そこからさらに乗り継いでやっっっっっとスウェーデンのランドベター空港に到着!!
↑ヨーテボリ上空の様子。緑しかない…!!ものすごいところに来てしまったなというのが最初の感想(笑)
ランドベター空港はこんな感じ。そんなに大きな空港ではないけどベンチや店の看板が北欧カラーでアットホームな感じでした。あと、さすが北欧…空港内歩いてる人もスタッフも金髪碧眼の美男美女ばっかりでした(笑)
さてさて、とりあえず道中の様子はこんな感じで。
入寮後もいろんな出来事があったのでなるべく覚えているうちに次の記事も書きたいな…
ではまた。
スウェーデンまでの道のり1
こんにちは。
約26時間半かけてスウェーデンに来ました!長かった…とにかく長かった…
私は今スウェーデンのLandvetter空港で寒さと疲労と眠気と闘いながら記事を書いています。ちなみに現地時間は夜中の3時半です。
何故こんな夜中に空港で待つ羽目になっているかというと、受け入れ先の大学がarrival dayとして設定している22日か25日のどちらかに到着した学生だけしか空港から寮までのピックアップサービスを受けられないからなんですね。私は21日着の格安航空チケットを買ってしまった後にこの情報を知ったので予約変更もできずこうして空港で夜を明かしているわけです…正直つらい…
ま、失敗談はこれくらいにして、今回はタイトル通りスウェーデンまでの道中の様子を報告しようと思うのですが、その前にまず私が買った格安航空チケットについて少し触れたいなと思います。
私の場合、留学が決まってまずどうしようかと悩んだのが飛行機のチケットでした。
留学生活云々の前にまず現地に無事到着しないと話にならないからね笑
日本からスウェーデンへの直行便はないので必ずどこかで乗り継いで行くことになるのですが、大抵コペンハーゲン・ヘルシンキあたりで乗り継ぐことになるみたいです。ただし乗り継ぎが1回で済むようなチケットだと時期によってはものすごく値段が高くなってしまう(最初調べた時往復40万円とか出てきてびっくりした思い出(笑))ので、私はエアベルリンという格安航空会社のサイトでチケットを買いました。
ちなみに値段は往復で約13万円。ドイツの会社なので当然サイト内容も予約時の手続きもその後のメールのやり取りも全部英語でそれはそれは面倒だったのですが留学費用はなるべく減らしたかったので仕方ないですね…
さて、ここまで読んで「なんで帰国は1年後なのに往復チケット買ってんの???」と思った方もいるかもしれません。
が、ここが!チケットを買うときの!!コツ!!!
…別にたいしたコツでもないし普通に知ってる人もいると思いますが、ここで言う留学のために飛行機のチケットを買うときのコツとは「OPENチケット」or「FIX/OPENチケット」を買うことなんです。
飛行機に乗り慣れている人にとっては「なんだそんなことか」って感じの情報ですが、私のように飛行機初心者の人向けの情報ということで(実際私がチケットを買うときに一番困ったのがこのチケットの種類についてだったので…)知ってるよって人はスルーしてください。
OPENチケット=出発前に帰国予定日を指定しなくてもいいチケットで、出発してから帰国便の予約ができる。
FIX/OPENチケット=出発前に全ての便(往路も復路も)の予約をしなければならないが、出発後に帰国便の日程を変更できるチケット(航空会社によってはFIX/OPENチケットだと手数料取られたりする場合もあるみたいなのでそこだけご注意を)。
簡単に説明するとこんな感じかな?(ただし航空会社によっては名称や定義が変わってくる場合もあるので各会社の公式HPでよく確認してください。)
ま、要するにどっちも帰国便の日程を後から変更することができるチケットというわけです。
予約変更可能な格安チケットを買っておくと復路の分を無駄にしないで済むのでオススメです。
なんだか予想以上に長くなってしまったのでやっぱり道中の様子は次回にまわします(じゃあタイトル変えろよって話)。
とりあえず休んでからちまちま続き書いていきますね。
ではでは。